生活に関する様々な知識を紹介して参りましたが、今回は台風の季節の到来がニュースになる日が増えてまいりました。
今回のテーマは「台風時の備え」について。
台風が接近しているときなど、災害の危険から身を守るために事前に準備しておきたいこと、そしてどんな備えをしておいたら良いのか。気象庁や日本気象協会、認定NPO法人「全国災害ボランティア支援団体ネットワーク」(JVOAD)などの情報より、知っておきたいポイントを紹介します。
1.家の「外」の危険をチェック
- 側溝や排水口を掃除して、水はけを良くしておく。ゴミが詰まっていると、水が溢れてしまう。浸水しそうな場所に土のうを積んでおくことも有効だ
- 風で飛ばされそうな物(植木鉢や物干し竿、ハンガーなど)は、飛ばないよう固定したり、家の中にしまったりする
- 屋根、塀、壁などの点検、補強をする
- 車のガソリンを満タンにしておく。停電時でも、車の中で暖をとることやスマホの充電ができる
2.家の「中」でも注意を
- 窓や雨戸はカギをかける。飛散防止フィルムなどを窓ガラスに貼る。カーテンは閉めて、ブラインドを下ろしておく。物が飛んできて窓ガラスが割れた際にけがを防げる
- 断水に備えて、浴槽に水を張るなどして生活用水を確保する。手洗いやトイレ用に活用できる
- 床上の浸水対策をする(例:家財や家電などは浸水被害に備えて高所や2階に移動させる。 漏電を防ぐためコンセントは抜き、低い位置にあるものは高所へ移動させる)
- 停電に備えて、スマホとノートパソコンは充電を満タンにしておく
3.飲料水や非常食を備蓄する
▼食料、飲料、生活必需品などの備蓄例
- 飲料水3日分(1日あたり1人3リットルが目安)
- 非常食3日分の食料(アルファ米、ビスケット、板チョコ、乾パンなど)
- トイレットペーパー、ティッシュペーパー、マッチやライター、倒れにくいローソク、ロープ、布製の粘着テープ、紙袋、カセットコンロ、固形燃料、トイレを流したりするための生活用水(水道水を入れたポリタンク、風呂の水を張っておくなど)
4.停電で冷蔵庫やエアコンが機能しない場合に備える
- 台風による停電で、エアコンや冷蔵庫が機能しなくなる恐れがある。冷凍庫で保冷剤を用意しておけば、食料品の保全対策になり、窓を開けられない状況でも涼しく過ごす助けになる
- 涼む必要がある時は、首や脇を冷やすと効果的とされる。保冷剤がない場合は、ペットボトルに水を入れて凍らせておくこともOK。氷が溶けたら、飲料水や生活用水としても使える。
5.非常用持ち出しバッグを準備する
- 非常時に持ち出すべきものをリュックサックに詰め、枕元に置くなどしていつでもすぐに持ち出せるようにしておこう。
- 両手がつかえるので、バッグはリュックサックが好ましい。
▼非常用持ち出しバッグの内容例
飲料水、携帯食料品、貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)、携帯電話、救急用品、お薬手帳、ヘルメット・防災ずきん、マスク、軍手、筆記用具、マッチ・ライター、懐中電灯、電池、ビニール袋、衣類、雨具、下着、タオル、携帯ラジオ、予備電池、携帯電話の充電器、携帯電話の充電用バッテリー、使い捨てカイロ、ウェットティッシュ、洗面用具、携帯トイレ、メガネ・コンタクト、乳児のいる家庭はミルク・紙おむつ・ほ乳びんなど。
6.命を守るため、早めの避難を
市町村から避難指示があったら、すぐに動けるように準備して、すばやく避難しよう。また、避難指示が出されていなくても、危険を感じたら、自主的に避難しよう。
- 扇状地、海岸・河川敷、樹木の少ない山間部、危険な土地にいる場合は早めに避難しよう。
- 車での避難には注意。降水量が増えるとワイパーを速くしても視界が見えにくくなり、車輪と路面の間に水膜が生じてブレーキが効かなくなる「ハイドロプレーニング現象」が起こる危険がある。
- 地下空間(地下道、地下室)は、地上が冠水すると水が流れ込み、避難が困難になる危険があるので注意しよう。
- 都心では、遠くの避難場所へ避難するより、隣近所の2階以上の頑丈な建物に避難するほうが安全な場合もある。避難する場合は、周囲の状況なども総合的に判断し、行動するようにしよう。
- 避難前には火の元、ガスの元栓、電気のブレーカーを落とし、戸締まりを確認しよう。
7.災害時、ネットで情報収集をするには
以下に、災害時に役立つ政府や公共機関が運用する公式Twitterアカウントやサイトを紹介する。
地震、台風、大雨や重大事件など、災害・危機管理関連の政府の活動情報を確認できる
災害情報や防災・減災に関する情報を確認できる。
大規模災害が発生した際、消防関連情報を確認できる。
災害時、自衛隊の派遣状況などの関連情報を確認できる。
・気象庁
最新の台風情報を確認できる。
気象予報士による解説を確認できる。
自治体から提供を受けた避難所データなどを基にした全国の避難所情報を確認できる。
各地の生活、ライフライン情報を確認できる。
過去24時間の道路通行実績を集計し、被災地における自動車での避難や救援を支援する。
災害時に透析が必要な人向け。透析可能な病院を確認できる。
【台風に備える】身を守るために、準備しておきたい10のこと | ハフポスト NEWS (huffingtonpost.jp)
↑このサイトを参考にしました。